b)団体遍歴(つづき)
テクノクラートとしての技能を習得しながら、私は3つの団体を遍歴した。始めは陸軍参謀型のスタッフとして、ついで黒衣として、最後は海軍参謀型のスタッフとして。
ロ)全国防水工事業協会(全防協)
1)法人化の経緯と就職
任意団体で防水の工法別団体の連合会であった全国防水工事業団体連合会(全防連)は、昭和47年、技能検定に「防水科」が新設されたのを契機として設立さらた。
昭和51年に建設業法による団体届を建設省に提出受理され、公的地位を得た。
昭和63年全防連通常総会の議決を経て、法人化準備作業に入り、企業会員を正会員とする、社団法人の設立に入った。
私は平成2年1月(仮称)全国防水工事業協会設立発起人会事務局に奉職することとなった。
その動機は前回の4)引退で述べたとおりである。
このあとの執筆予定は次ぎのとおりである。
2)事務局の開設
3)本支部連結の公益法人会計
4)設立申請事務
5)設立総会
6)設立許可までの長い日々と神仏への祈願
7)設立許可
8)運営業務の概要(実態調査・統計・広報・後継者育成・パソコンによるOAプログラムの設計と公表等)
9)栄典対策としての専務理事の推戴
10)支部会計の連結か分離かの専務理事と私の意見対立
11)私の退職
これらは、現在も第一線でご活躍の方々に対して、ご迷惑をおかけする危険を孕んでいる近時代の事柄であり、現在公表することは、時期尚早である。
従って、この時期の記述は省略したい。いずれ時期を見て、この空白を埋めることにする。
この時期私は「黒衣」(くろご)として過ごした。調査内容・統計等は匿名で公表した。
ハ)日本ウレタン断熱協会(ウレ断協)
平成6年8月より現在に至る期間、私は再びウレタン材料を使う、工事業団体に奉職している。ここでの体験は全防協よりもさらに現在に近いので、記述は時期尚早である。
ここでは私は海軍参謀型で事業を推進している。 即ち、進言するが、強制はしない。忍耐つよく提案が役員に承認されるまで、待つ。一歩後退、二歩前進。である。
以上で私のスタッフ経歴を終了する。次回は組織運営論と共同事業論である。今まで述べた経歴と一部重複するかも知れないが、系統を立てて、この2論を展開したい。
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